2016年12月7日水曜日

アダルトチルドレンを生活習慣を正して克服する

アダルトチルドレンを生活(環境)を正して克服する



アダルトチルドレンを克服するのに生活(環境)を正すことはとても大切です。生活を正すとはどういうことかというと、①仕事や学校の問題を解決する②対人関係の問題を解決する③運動不足を解消する④家庭の問題を正す⑤社会的な孤立を避ける・・・・・・こういった生活のありとあらゆる側面の悪要因は精神疾患の発症に直結します。よって、アダルトチルドレンを克服するのに①~⑤のような発症のリスクファクターになっている問題を解決することが重要です。

①仕事や学校の問題を解決する

学校や職場で過剰なストレスを受けていませんか?たとえば、職場でイジメに会っている、学校で嫌がらせを受けている・・・など。あるいは自分に学校やその仕事自体があっていない・・・・・・など。人には向き不向きがあります。自分に向いていないことを継続すること自体が、人間の精神状態に悪影響を及ぼし、それがアダルトチルドレンの問題の引き金になる場合もあります。もしそのような場合は、学校を変える、仕事を変えるなどの対応が必要です。

②対人関係の問題を解決する

人間は人の中、魚は水の中とよく言います。。人間は人が形成し、人が集まった社会の中でしか生きることができません。要するに人間は対人関係の中で生きているということです。ことに、対人関係は多くの人を大きく悩ませる種の一つでしょう。これは学生時代から社会に出てからも変わることなく、つきまとうことです。対人関係に問題を抱えているとオキシトシンという愛情や社会性に関与するホルモンの分泌が脳内で不足しやすくなります。そこからアダルトチルドレンを発症してしまう場合も少なくないのです。(アダルトチルドレンになりやすい遺伝的素因を持った人のみが発症する)

③運動不足を解消する

アダルトチルドレンを克服するのに、運動の習慣をつけることはとても重要です。運動の習慣をつけることで、これは前の記事にもまとめましたが、脳内のBDNF(脳神経栄養因子)という抗うつ物質が増えます。ほかにもVEGFやICG–1などいろいろありますが、こういった因子が脳内で増加することで、結果としてセロトニンやGabaそれからオキシトシンといった心の安定、リラックスに不可欠な化学物質が脳内で分泌されやすい状態になるのです。よって、アダルトチルドレンを克服したい人は運動の習慣をつけましょう。

④家庭の問題を解消する

アダルトチルドレンの発症には、家庭の問題も関与します。俗に言う機能不全家族だと子供が健全に生育することができません。(特に親が俗に言う毒親の場合)成人していない人の場合、この問題を解決する手立ては中々ありませんが、成人した大人の場合、そういった人間と交流を立つ・・・・・・いわゆる家を出ることはできます。親を変えようと思っても変わりません。自分自身が変われば親も変わります。それほど強力なレベルでアダルトチルドレンを克服してしまえばいいのですが、それが現状でできないという人は、親と距離をとればいいでしょう。私に相談される人の中には実の父親から強姦されたという人も少なくありません。ここでいいますが、そういった親は論外です。情状酌量を挟む余地はありません。

⑤社会的孤立を避ける

人間は社会的に孤立している脳内のドパミンレベル、オキシトシンレベルが低下し、精神的に不安定になります。よって、友達や恋人それから伴侶の存在(誰か自分を支えてくれる人がいること)はアダルトチルドレンを克服するのにとても大切です。
【でもそれは共依存ではないか?】と難しく考える必要はありません。何故かというと、すべての人は大なり小なり共依存に陥っているからです。共依存が過度になりすぎるとまずいだけで、適度なそれはむしろ健全で脳(心)に良いのです。

アダルトチルドレンを克服するには生活環境を正すことも重要です。

(まとめ)

今回は生活の側面からアダルトチルドレンを克服するという話を簡潔にさせていただきました。アダルトチルドレンは慢性病でもありますので、慢性病は生活を正さないと治りません。しかしながら、アダルトチルドレンの発症には遺伝的要因が濃厚にかかわっています。今回お話しした環境要因以上に、です。しかしながら環境要因も重要であるのは依然として変わりはありません。
そこらへんのことは、当ブログ記事をご参照ください。↓
https://adalutochiludorenkokuhuku.blogspot.jp/
(最終更新2017/11/09) アダルトチルドレンを克服(超まとめ) ←全記事一覧(トップ)へ戻る

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