2016年12月31日土曜日

アダルトチルドレン特有の恋愛を克服する

アダルトチルドレン特有の恋愛を克服する


このページではアダルトチルドレンの人が恋愛を克服するために必要なことを書いています。精神論的な話が多いので、参考までにし、他のページにある具体的かつ科学的根拠に基づいた克服法を実践されることをお勧めします。

アダルトチルドレンの恋愛の特徴:


アダルトチルドレンの人では上手に恋愛をこなすことができないと言われています。相手との距離の取り方がわからず、平日の深夜に相手に電話をしてしまったり、相手の些細な言動に腹を立てて、絶交してしまうというようなパートナーへの評価が容易に乱高下しやすい傾向をアダルトチルドレンの人には見られます。

この性質のためアダルトチルドレンの人では恋愛で問題を抱えやすいようです。
たとえば、

・相手の立場を考えないで相手に深入りしすぎる
・夜間にいきなり長時間の電話をパートナーに強いる
・相手への見捨てられ不安が強く、そのことにひどくこだわる
・パートナーがDVのような暴力魔であるにも関わらず、いつまで経っても関係を切れない
・優柔不断のためウジウジしている印象を与え恋愛関係で嫌われることが多い


アダルトチルドレンの恋愛~共依存~


このアダルトチルドレンの人が恋愛の問題を克服していくのにはどうすればいいのでしょうか?そもそもアダルトチルドレンの人の場合、既にパートナーとの間に深刻な共依存が生じている可能性があります。

共依存とは、過度にお互いが依存しあって生きているという関係を指す心理学用語です。誰しも恋愛をしていれば、多少なりとも共依存関係にあるのが常です。

しかしながら、それが過剰に行き過ぎたとき問題へと発展します。相手がいなければ生きていけないというような状態の場合、精神病理学的に異常心理の状態であるということができます。
(例:依存性人格障害)


①自分の状態を客観的にスクリーニングする



恋愛をしている場合、共依存の度合いを時々、客観的に観てみることが必要だと思います。

相手におんぶお化けのように依存してしまっている場合、お互いにまずいです。すぐに熱した恋愛はすぐに冷めていく傾向が強いからです。また、過度に依存されると、恋愛の相手は次第にそれが億劫になっていき、当事者から距離を取り始めることも少なくありません。

人間は強制されることを嫌う生き物なので、アダルトチルドレンの人の恋愛でも過度にいきすぎると次第と相手は離れていくことになるわけです。

(解決策:)
アダルトチルドレンの人が恋愛をする場合は相手と長く浅く付き合っていくというようなスタンスを取ることが無難です。
長く浅く付き合っていれば、恋愛が共依存関係に陥ることもまずありません。

②脳の機能がアダルトチルドレンの恋愛問題を引き起こしていることを理解する


アダルトチルドレンの人が恋愛の問題を抱えやすい結論は脳の機能の問題です。具体的にはADHD/ADDのような発達障害や境界性パーソナリティー障害のような状態に陥っており、それによってSQ(社会的知性)が低下している可能性があるわけです。

SQが低い人では、相手の気持ちを考えることが苦手なため、普通の人であればこういうことをしたら相手に嫌われなとわかるようなことでも、低SQの人では、その当たり前のことが当たり前のこととして理解できないため、たとえば、平日の夜中に相手に長時間電話を強いたりしてしまう傾向が強いわけです。

こういうことが日常化してくると、どんなに美人の女性(アダルトチルドレンの当事者もしくはその逆)であったとしても、男性は嫌気がさし、避けるようになっていくわけです。

解決策:
下記を参照ください。

しかし、脳の機能がアダルトチルドレンを生んでいます。
共依存もすべて脳の問題です。
根性や精神論、考え方の修正などでどうにかなる次元の問題ではありません。
具体的な克服の方法は当ブログの他の記事に詳しいです。
(参考:)
アダルトチルドレンの克服(超まとめ)

結論


アダルトチルドレンの恋愛の問題を克服していく場合、脳の機能の修正(正常化)が必要不可欠です。精神論や根性論、ポジティブシンキングだとか怪しいインナーチャイルド、催眠セラピーなどは全くの無意味です。その理由について、当ブログの他記事においてより詳しい説明がなされていますのでそちらの方を参照されてください。

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2016年12月7日水曜日

アダルトチルドレンをマインドフルネス瞑想で克服


■アダルトチルドレンをマインドフルネス瞑想で克服


アダルトチルドレンを克服するのにマインドフルネス瞑想は有効です。アダルトチルドレンの状態に陥っている人は(これはアダルトチルドレンだけに限りませんが)、思考過剰の状態です。精神疾患になると、嫌な過去の出来事を思い出したりして、悔んだりしますね。しかしながら、この思考過剰を切ることができれば、過去の嫌な出来事も頭に思い浮かばなくなります。ここから逆算して考えれば、アダルトチルドレンを克服するのには思考過剰状態を断ち切ればいいことがわかります。

■マインドフルネス瞑想とは思考を切る訓練



マインドフルネス瞑想とは思考を断ち切る練習です。方法はいろいろありますが、息を数える(数息観)やマントラ(梵音)を延々と繰り返す方法、心にイメージを思い描きそれに注意集中する方法、あるいは動いて行う俗に言う運動(エクササイズ※このことは前の記事で説明しました)など多種多様です。アダルトチルドレンを克服したいと願っている人の場合、運動という動的なマインドフルネス瞑想と座って行う座禅のような静的なマインドフルネス瞑想を組み合わせて毎日練習すると良いのです。

詳しい話は、私のYoutube動画をご笑覧ください。↓(クリックできます)
https://www.youtube.com/watch?v=HeYPxrBbBPQ

■マインドフルネス瞑想の効果

・脳内のGABAレベルを上昇させる
・脳内のセロトニンレベルを上昇させる
・脳内のオキシトシンレベルを上昇させる
・BDNF(脳神経栄養因子)の増加

簡単な言葉で説明すると、
【ストレスを劇的なレベルで減少させる】ということができます。


■アダルトチルドレンを克服したいのなら


アダルトチルドレンを克服したい人は、マインドフルネス瞑想の習慣をつけると良いかと思います。これはどこにいてもできますし、お金も一切かかりません。
しかしながら、インナーチャイルドを癒すとかいう目的で行うべきではありませんが。そもそもインナーチャイルドなどは存在しません。たしかに、高次の情報次元に自分の存在がありますが、そういった存在に気づけるのは禅の高僧か本物のヨガ行者くらいです。(こういう人は一日に最低10時間以上は瞑想する修行を10年以上継続した人間)

■まとめ

アダルトチルドレンを克服するのにマインドフルネス瞑想の習慣をつけることは効果的。
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アダルトチルドレンを運動で克服する

アダルトチルドレンを運動で克服する


[↑荷揚げ士として重労働に従事していたころの私]

■アダルトチルドレンを克服するのに運動は有効




アダルトチルドレンを克服するのに運動は有効です。運動は大まかに分類すると①低強度有酸素運動、②高強度有酸素運動(゠無酸素運動もしくは無酸素運動に近い有酸素運動)③筋トレの3つに分類することができますが、アダルトチルドレンを克服するのに特に有効なのは②と③です。最近よく軽い運動はうつ病の治療に効果的という見解が科学的根拠に基づいて主に米国や西洋で研究されており、精神疾患への治療に対し運動は極めて良好であるという報告が次々となされています。場合によってはアダルトチルドレンを克服するのに薬を飲むのよりもただ単純に運動をした方が、遥かに効果的である場合も少なくありません。

■運動は薬物療法以上に効果がある場合がある



米国の研究ですが、運動だけやらせて抗うつ薬は飲ませないグループと運動はやらせず抗うつ薬だけを服用させたグループで比較実験を行ったところ、前者の運動だけを行ったグループの方が高い成果をあげました。


■軽度のアダルトチルドレンは運動だけで克服できる


このように下手な薬物療法を行うよりも、運動を行った方がアダルトチルドレンを克服するのに効果的な場合も存在します。
もっと言えば、軽度のアダルトチルドレンにおいては運動だけで治ると思います。

ここで、冒頭において述べたアダルトチルドレンを克服するのに効果の高い運動とは何か再度繰り返しますが、②高強度有酸素運動(例えれば全力疾走を交えたジョギング)③筋トレのみがアダルトチルドレンを克服するのに有効です。

■高強度の運動を必ず交えることの大切さ


何故かというと、
その鍵は成長ホルモンが強度の高い運動を実行した折に、脳内で分泌されやすいからです。逆に成長ホルモンは低強度の運動ではほとんど分泌されません。成長ホルモンが分泌されると、脳内のBDNF(脳神経栄養因子)という抗うつ物質(誘導タンパク)が増加し、心的外傷によって壊された脳機能を修復させます。

要するに、強度の高めの運動を行うことが成長ホルモンの正常な分泌を促し、そしてそれにより脳内のBDNFが増加、結果、脳神経が修復されていくというメカニズムの話になります。また、運動にはHPA軸というストレスコントロールに関与する抗ストレス防御系(視床下部–下垂体–副腎)の機能を運動は正常な状態へと復元させる効果もあるのです。さらにはANP(心房性ナトリウムペプチド)を心筋が合成し、それが血液脳関門(BBB)を通過することで、脳内の過剰な興奮を抑制し、したがって不用意な不安や恐怖を抑えるということもわかっています。

■アダルトチルドレンを克服するのには運動の習慣を–



2006年にベルリンの神経精神医学者で行われたある実験では、心身共に健康な被験者に事前に了承の元、CCK–4という精神を不安定にさせる原因物質を注射しました。すると、全員が重篤なパニック発作に陥りましたが、彼らをランニングマシーンの上で、走らせると強度の不安は消失していったのです。この実験によって、運動には精神安定剤的な効果が存在するということが黎明的に証明されました。(この頃から本格的なエクササイズの脳への効果が調べられてきた)

■まとめ


このように運動は不安定になった脳機能への即効的な効果を生みます。しかも、強度のある程度キツイ運動ほど効きます。
よって、アダルトチルドレンを克服したいと本当に考えている人は、上に挙げたような②③のようなある程度キツイ運動を週に3回は行うようにしましょう。(慣れないからでいきなり全力疾走は危険なので徐々に徐々に、無理のない範囲から強度を上げて行っていってください。)

高強度の運動は短い時間でかまいません。5~10秒間全力で走って、残りの10~30分はやや早めに歩く・・・・・・程度でもいいのです。とにかく、身体に高い負荷を一時的にかけることがコツです。なお、運動だけでアダルトチルドレンを完全に克服できるとはいいません。また、筋肉痛がずっと続くような過度な運動は、きちんと休みを取り筋肉痛がなくなってから実行していくと良いのです。慣れないうちは高強度有酸素運動はせいぜい週に2、3回程度であとは歩いたり、軽いジョギングでもすればよいでしょう。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21417955
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アダルトチルドレンを生活習慣を正して克服する

アダルトチルドレンを生活(環境)を正して克服する



アダルトチルドレンを克服するのに生活(環境)を正すことはとても大切です。生活を正すとはどういうことかというと、①仕事や学校の問題を解決する②対人関係の問題を解決する③運動不足を解消する④家庭の問題を正す⑤社会的な孤立を避ける・・・・・・こういった生活のありとあらゆる側面の悪要因は精神疾患の発症に直結します。よって、アダルトチルドレンを克服するのに①~⑤のような発症のリスクファクターになっている問題を解決することが重要です。

①仕事や学校の問題を解決する

学校や職場で過剰なストレスを受けていませんか?たとえば、職場でイジメに会っている、学校で嫌がらせを受けている・・・など。あるいは自分に学校やその仕事自体があっていない・・・・・・など。人には向き不向きがあります。自分に向いていないことを継続すること自体が、人間の精神状態に悪影響を及ぼし、それがアダルトチルドレンの問題の引き金になる場合もあります。もしそのような場合は、学校を変える、仕事を変えるなどの対応が必要です。

②対人関係の問題を解決する

人間は人の中、魚は水の中とよく言います。。人間は人が形成し、人が集まった社会の中でしか生きることができません。要するに人間は対人関係の中で生きているということです。ことに、対人関係は多くの人を大きく悩ませる種の一つでしょう。これは学生時代から社会に出てからも変わることなく、つきまとうことです。対人関係に問題を抱えているとオキシトシンという愛情や社会性に関与するホルモンの分泌が脳内で不足しやすくなります。そこからアダルトチルドレンを発症してしまう場合も少なくないのです。(アダルトチルドレンになりやすい遺伝的素因を持った人のみが発症する)

③運動不足を解消する

アダルトチルドレンを克服するのに、運動の習慣をつけることはとても重要です。運動の習慣をつけることで、これは前の記事にもまとめましたが、脳内のBDNF(脳神経栄養因子)という抗うつ物質が増えます。ほかにもVEGFやICG–1などいろいろありますが、こういった因子が脳内で増加することで、結果としてセロトニンやGabaそれからオキシトシンといった心の安定、リラックスに不可欠な化学物質が脳内で分泌されやすい状態になるのです。よって、アダルトチルドレンを克服したい人は運動の習慣をつけましょう。

④家庭の問題を解消する

アダルトチルドレンの発症には、家庭の問題も関与します。俗に言う機能不全家族だと子供が健全に生育することができません。(特に親が俗に言う毒親の場合)成人していない人の場合、この問題を解決する手立ては中々ありませんが、成人した大人の場合、そういった人間と交流を立つ・・・・・・いわゆる家を出ることはできます。親を変えようと思っても変わりません。自分自身が変われば親も変わります。それほど強力なレベルでアダルトチルドレンを克服してしまえばいいのですが、それが現状でできないという人は、親と距離をとればいいでしょう。私に相談される人の中には実の父親から強姦されたという人も少なくありません。ここでいいますが、そういった親は論外です。情状酌量を挟む余地はありません。

⑤社会的孤立を避ける

人間は社会的に孤立している脳内のドパミンレベル、オキシトシンレベルが低下し、精神的に不安定になります。よって、友達や恋人それから伴侶の存在(誰か自分を支えてくれる人がいること)はアダルトチルドレンを克服するのにとても大切です。
【でもそれは共依存ではないか?】と難しく考える必要はありません。何故かというと、すべての人は大なり小なり共依存に陥っているからです。共依存が過度になりすぎるとまずいだけで、適度なそれはむしろ健全で脳(心)に良いのです。

アダルトチルドレンを克服するには生活環境を正すことも重要です。

(まとめ)

今回は生活の側面からアダルトチルドレンを克服するという話を簡潔にさせていただきました。アダルトチルドレンは慢性病でもありますので、慢性病は生活を正さないと治りません。しかしながら、アダルトチルドレンの発症には遺伝的要因が濃厚にかかわっています。今回お話しした環境要因以上に、です。しかしながら環境要因も重要であるのは依然として変わりはありません。
そこらへんのことは、当ブログ記事をご参照ください。↓
https://adalutochiludorenkokuhuku.blogspot.jp/
(最終更新2017/11/09) アダルトチルドレンを克服(超まとめ) ←全記事一覧(トップ)へ戻る

2016年12月4日日曜日

機能不全家族とアダルトチルドレンを克服する


機能不全家族とアダルトチルドレンを克服する

アダルトチルドレンの人の場合、家庭環境も機能不全家族の状態にある場合が少なくありません。機能不全家族とは、父親と母親からなる親という母体が子供の健全な成長という点においてうまく機能しておらず、不安定な状態にある家族のことです。アダルトチルドレンの人の家族の場合、このような状況に陥っている場合が少なくありません。毒親による子供への肉体的虐待、精神的虐待・・・・・・などよく散見されるものであります。



機能不全家族の主なタイプ

機能不全家族でみられる、虐待には肉体的虐待から性虐待、そして言葉や態度による言葉の暴力(善意の虐待の場合が少なくない)がメインになります。前者は直接的な虐待でその悪影響は早急に子供に現れますが、後者の場合は、その悪影響が現れるまでにタイムラグがあり、成人した後に問題が明るみに出てくるというような場合が少なくないとされています。アダルトチルドレンにおける機能不全家族、うんぬんといってみても、まずあまり意味はなく、その理由は、このような家庭の場合、家族を変えようと思っても、それは極めて困難だからです。
他人から自身の教育上の誤謬(ごびゅう)を指摘され、態度を改めるような物分かりの良い親であれば、まず大前提として、過程が機能不全の状態に陥っている可能性は低いであろうと容易に推測可能だからです。したがって、機能不全家族の宿痾(しゅくあ)から脱却するためには、アダルトチルドレンであればアダルトチルドレンの本人が、自分自身で変わっていこうと覚悟する以外に方法はありません。要するに、自分で自分自身の脳の機能を意識的に改善させていくという努力と姿勢がとても大切になってきます。父親、母親を変えようと思っても変わりません。何故かというと、遺伝情報に親もまた忠実ないわば遺伝子の傀儡(かいらい)に過ぎないからです。
そのような親は今までやってきた子供への間違った教育を主観的にしか見ることはできず、それを肯定することが常だからです。(これは毒親に限った話ではなく、今を生きるすべての人間の遺伝子に良くも悪くもそのような記述がなされています。しかしながら、子供にとって悪い親の場合、この傾向はそうではない親に比べて濃厚に出てくる傾向が強くなります。)

そもそも機能不全家族が生じる原因について

逆に言えば、自分の教育に誤りがあった、そして申し訳ないと客観的に自己分析できるほどの物分かりが良い親であれば、家庭が機能不全家族の状態に陥っていることも未然に防げているでしょう。その自己省察の能力の低さゆえの毒親・・・・・・という話になります。 だからこその機能不全家族なわけです。
親自身が自分の問題、家庭環境の問題を立体的に把握できていれば、家庭が機能不全状態に陥ることはその多くでないのです。 (もちろん、親自身が社会的に追い込まれて脳機能に問題が起こり、機能不全家庭が生じるということもあります。)

機能不全家族を脱却しアダルトチルドレンを克服するには–––!

機能不全家族から脱却し、アダルトチルドレンを克服するには、当事者本人が自分で自分の脳機能を修正する治療法を取り入れる以外に方法は存在しません。その基礎(エッセンス)については当ブログに簡潔に書かれているので参照してください。 アダルトチルドレンを克服していくにつれて、親への怒りもこだわりも消失していきます。多くの人の場合、親を許せるようになるはずですし、彼らもまたそのまた親が形成した機能不全家族の犠牲者であることが分かってくると思います。しかしながら、子供を強姦したり性虐待を行ってきたような親は論外です。即刻そのような親からは関係を切ることが大切です。情状酌量を挟む余地すらありません。論外です。

(まとめ)

アダルトチルドレンの人の家庭は機能不全家族の状態の場合が多い。親を変えようと思っても不可能なのでアダルトチルドレンの当事者である自分自身が変わる以外、克服の方法は存在しない。アダルトチルドレン(AC)を克服していくと、親への怒りやこだわりが消失していき、不健全な共依存関係から脱却することができるようになり、毒親を許すことも可能になっていく。
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2016年12月1日木曜日

アダルトチルドレンを薬物療法で克服する

 アダルトチルドレンを薬物療法で克服する



中度以上のアダルトチルドレンを克服するのには、薬物療法が必須になります。軽度のアダルトチルドレンを克服するのに薬物療法は不要な場合がほとんどですが、中度~重度のアダルトチルドレンを克服する場合は、薬物療法を受けないと良くありません。中度以上のアダルトチルドレンの場合、遺伝的な問題が大きくなります。そして、この遺伝的要因は根性論や精神論でどうにも変えることができないものなのです。

アダルトチルドレンは脳の機能障害


たとえば、認知症の場合、ベータアミロイドという小型タンパク質が海馬付近を侵食し、それによって記憶障害が起こります。海馬は記憶中枢だからです。つまり、脳の機能障害が精神障害を生んでいるということです。
ここから考えてみれば、アダルトチルドレンの問題もこれと同じように考えるべきで、結局、脳の機能障害によってアダルトチルドレンの様々な症状が生まれているという事実を当事者は認識する必要があります。

アダルトチルドレンは迅速に克服しよう


さらに酷くなっていくとアダルトチルドレンは境界性人格障害という感情コントロール障害に移行していきますから、比較的重いと自覚しているアダルトチルドレンの当事者は、迅速に克服への一歩を踏んでいかなければいかないのです。そのためにも、脳の機能障害がアダルトチルドレンの症状を生んでいるという事実を深く理解、認識し、だから直接、脳の働きを修正する手法を取り入れないといけないということが事の真相なのです。

安易な受診は危険


今回、この場を借りて、比較的重いアダルトチルドレンを克服するのには薬物療法が必須であると書きましたが、安易に精神科医や心療内科医を受診するのは危険なことです。まともな精神科医は必要最低限の薬しか処方しないということを頭に入れておいてください。つまり、まともな精神科医は出してもせいぜい3種類以下で薬の処方は抑えてきます。
10も20も出す医師はあなたを中毒にし、医原病を引き起こさせ、金づるにしようと目論んでいるのが明白なので医者選びをするのであれば、上に挙げた基本事項を頭に入れて受診すると良いでしょう。

このように、

アダルトチルドレンを克服するのに薬物療法を用いるのは危険を伴います。


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注意してください。